イオラニ宮殿ツアー 2回目

TOKYO 5月14日(木)晴 26℃
HONOLULU 5月13日(水)晴 29℃

<新型コロナウイルス感染者数>
日本  16103名(+54名)
ハワイ   638名(+ 3名)

🌴🌴🌴

今日は昨日に引き続きイオラニ宮殿ツアーです。

今日は宮殿の中に入りましょう。
今日ご案内するのは宮殿1階の大広間です。
宮殿には建物裏手から入ります。
上の図の「州政府庁舎側」の文字のところに扉があり、
建物内に入るとちょうど大階段の裏になります。

大変お見苦しい写真で申し訳ありません。
宮殿に入るには靴にこのようなカバーをつける必要があります。
また大きな荷物は持ち込めません。
開封したペットボトルも持ち込めないので、
持ち込めない物は靴カバー装着時に預かってもらいましょう。

また宮殿内での写真撮影は可能です。
ガイドの方や宮殿のスタッフの方が写真に入らないよう注意して
撮影してください。

宮殿内に入るとまず歴代の王の肖像画がみなさんを迎えてくれます。

カメハメハ大王とそのお妃・ケカウルオヒ王妃
20人とも30人とも言われたお妃の方々の中からなぜケカウルオヒさんが
ここにいらっしゃるのかわかりません。

以前インスタで猫耳夫人とご紹介したことがあったと思います。
ヘアスタイルなのですが猫耳に見えませんか?

今日はこの猫耳夫人にスポットをあててこの大広間を見てみましょう。

猫耳夫人ことケカウルオヒさんは
大王のお気に入りのお妃でありクヒナヌイとして有名な
カアフマヌさんの姪にあたります。
猫耳夫人の母・カラクアさんがカアフマヌさんと姉妹でした。
カラクアさんも大王の奥様の一人でした。

またケカウルオヒさんの祖父はカメハメハ大王の父でもあるケオウアです。
(ケカウルオヒさんの父が大王と異母兄弟です)

上段がカメハメハ2世とそのお妃・カママル王妃
下段がカメハメハ3世とそのお妃・カラマ王妃

カメハメハ2世とカママル王妃はカメハメハ大王が父親の異母兄弟。
ケカウルオヒさんの母・カラクアさんがカママルさんの母でもあります。
ケカウルオヒさんとカママルさんは異父姉妹なんですね。

少し複雑になってきましたね。。。

もう1つ、ケカウルオヒさんはカメハメハ2世の奥様であった時期もあるようです。

上段、カメハメハ4世とそのお妃・エマ王妃
下段、左・カメハメハ5世、右・ハワイ王国6代目の王・ルナリロ王。

カメハメハ4世と5世は兄弟で5世が兄、4世が弟です。

4世のお妃のエマ王妃は、カメハメハ大王の右腕であったイギリス人、
ジョンヤング氏と大王の姪の孫です。
エマさんにはイギリスの血が4分の1流れていました。

4世と5世はカメハメハ大王の孫です。
二人の母のキナウさんが大王の娘なのですが
キナウさんと2世のお妃・カママルさんは姉妹です。
そしてキナウさんも2世の奥様だった時期があります。

古のハワイでは
夫が亡くなると残された妻のことは
ゆかりのある人がお世話をする(=結婚する)ということがあったようです。

猫耳夫人ことケカウルオヒさんと
2世の王妃・カママル
3世、4世の母・キナウ
この3人は同じ母・カラクアの娘ということになります。

そしてハワイで初めて選挙によって選ばれた王、ルナリロ王。
この方の母こそ猫耳夫人・ケカウルオヒさんなのです。

宮殿1階の大広間に飾られた肖像画はご紹介してきた10枚。

イオラニ宮殿はカラカウア王が建てた宮殿ですが
この1階の大広間には
カラカウア王とリリウオカラニ女王の肖像画はありません。

大王の隣に飾られた猫耳夫人のお名前を知って
宮殿を訪れる人は少ないと思います。
ケカウルオヒというお名前が覚えにくいようなら、
せめて猫耳夫人と覚えてくださいね。

これらの肖像画はとても高い位置にあります。
何も知らなければ
歴代の王とそのお妃だなぁ!
と見上げて終わってしまいますが
それぞれの繋がり、血縁を知ると何度も見返してしまいます。
大王の直系ではなくひとりぼっちで寂しいそうに見えたルナリロ王こそ
この大広間で母と向かい合い
一番幸せ時間を過ごしていらっしゃるのかもしれません。

次回は1階の別の部屋と大階段を登って2階へ行ってみたいと思います。

またお付き合いください!

🌴🌴🌴


コロナ対策でドアオープナーを購入しようと思っています。
私の候補はこの3つ。
どれがいいかなぁ。。。



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