カメハメハ4世のラハイナでの銃撃事件

ハワイ五十音。

「せ」はセントアンドリュース大聖堂。

ステンドグラスの美しい教会として有名ですね。

このステンドグラスに描かれたカメハメハ4世の悲しい事件の話。

1861年、ラハイナでの銃撃事件。

4世が秘書を銃で撃つという事件が発生、王が秘書とエマ王妃の仲を疑っての発砲だったそうです。

秘書のニールセンは一命は取り止めものの、快方に向かうことはなく翌年死去。

その事件に使われた銃は王と王妃の結婚祝いに贈られたものだったとか。

王は秘書を死なせてしまったことに大変後悔しました。

最愛の息子・アルバート王の死

そしてその悲しみも癒えぬ頃、最愛の息子・アルバート王子も4歳というかわいい盛りに夭逝してしまいます。

王子の死の原因は明らかではありませんが、王子のいたずらに激怒した王がお仕置きとして王子に冷水を浴びせたことで王子が病気になり命を落としたとも言われています。

秘書と王子の相次ぐ死。

この時カメハメハ4世は20代半ばでした。

まだまだ若い王だったのです。

そして悲劇は王自身にも降りかかってきます。

ハワイの夜空をイメージした腕時計 Lia Kulea

秘書と王子の死の翌年、1863年カメハメハ4世・アレクサンダーリホリホ、逝去。

この美しいステンドグラスが作られたのは1956年のこと。

セントアンドリュース大聖堂は完成までにかかった年月が90年とも100年とも言われていて、完成は1958年、今のセントアンドリュース大聖堂の姿をカメハメハ4世は見ていないのです。

次回はハワイの「そ」。

難問は続きます。

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