ネーネーと泣くからネネ
ハワイ五十音、「ね」はハワイ州鳥・ネネ。
あまり鳥類は得意ではないけれど、一度お目にかかりたいネネ。
ハレアカラに行った時、会えるかな?とキョロキョロしてみたけど、会えずじまい。
あんまりいないなぁ、、と後で聞いたハレアカラのネネ事情。
ネズミの駆除目的でハワイに連れてこられたマングースがネズミではなくネネの卵を餌としてしまったため激減したネネ。
なぜハワイ州鳥なのか調べてみたけど、よくわからない。
ネネはカナダガンの一種のようで、人間がハワイに暮らすようになるずっと前にハワイへやってきて、絶海の孤島群ゆえに独自の進化を遂げた鳥らしい。
ネネは元々は渡鳥で、旅の途中にハワイへやってきてその環境に適応して固有種となったそうで、ハワイが気に入ったからもう他所へいくのはやーめた!となり今に至る。
なんだか共感してしまう!!
泳げるし飛べる鳥で、雁だからV字飛行もできるネネだけど、私のイメージではおしりをふりふり歩いている感じ。
派手な色合いでもなく、どちらかというと地味な鳥だけど、どこか愛嬌があるネネ。
ほかにもミツスイやプエオなどハワイ固有種と呼ばれる鳥はいるけれど、なぜネネが州鳥となったのかはわからない。
ハワイを気に入って、ハワイで生きていくことを決めた鳥、ネネ。
そのハワイ愛ゆえかもしれない。
ネネから考えるハワイ語
ネネのネーネーという鳴き声を聞いてみたい。
本当にネーネー、なのか。
ハワイ語の表記にNはない。
Nは宣教師がもたらした英語の発音であり表記。
そのNが人間より前からハワイにいるネネの鳴き声を表現するものとはすこし奇異な感じがする。
ハワイ語をアルファベットで表すようになったときに失われてしまったハワイ語の音がたくさんあったと聞いたことがある。
現在のハワイ語表記にはない、Nに似た音や発音が宣教師が来る前のハワイにはあったのかもしれない。
それが辛うじて残ったのがネネというハワイ州鳥の名前、ネーネーという鳴き声だとしたらやっぱり生で聞いてみたい。
次回のハレアカラではネネに会えますように。