62日間続けてきたハワイと日本の新型コロナウイルス感染者のカウントを終了することにしました。
日本は緊急事態宣言が解除されて、少しずつ日常が戻ってきます。新しいライフスタイルで再出発します。
ハワイは色々な制限が6月いっぱい続きますが、段階的に解除へと向かいます。
2020年、コロナ禍。
すぐに元の世界へ戻ることはできないし、元の世界ではなく新しい世界への船出となります。
今日をもってハワインフォも終了し、次回からは新しいタイトルをつけて投稿していきます。

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今日は本来ならオアフ島ノースショアの旅の2回目の予定でしたが、書きたいことができてしまったので急遽変更させていただきます。

今日はハワイ王族女性の強さを感じた一日でした。
今日の主役はカメハメハ3世の妻・カラマ王妃です。
私はナヒエナエナ王女が大好きなので、この方にはあまり目を向けていませんでした。
でもこの一枚の写真を見て涙が溢れてきました。

カラマさんに恋をしたカメハメハ3世はナヒエナエナ王女の死後、数ヶ月でカラマさんと結婚しました。
カラマさんは大変高貴な方で、ルナリロ王やエマ王妃とはいとこにあたります。
ナヒエナエナ王女はカメハメハ大王の娘であり、カメハメハ3世の実の妹でした。
ハワイにキリスト教が入ってくる以前は王族は血が濃いことが高貴とされていました。
実の兄と妹の結婚は聖婚とされ、ふたりの間には男の子が生まれましたが生後間もなく亡くなってしまい、その悲しみから立ち直ることなくナヒエナエナ王女も後を追うように亡くなりました。

カラマ王妃とカメハメハ3世の間には二人の男の子が生まれましたがどちらも赤ちゃんの時に亡くなっています。

その後、カメハメハ3世はカメハメハ大王の右腕であったジョンヤングの娘との間に子供をもうけました。
彼女はmistress(愛人)、彼女との間の子供たち(双子の男の子だったようです)はillegitimate(私生児)と記録されています。

双子のひとりはどうなったのかわかりません。早くに亡くなったようなのです。
もう一人はアルバートと名付けられカメハメハ3世とカラマ王妃の養子となりました。

上の写真はそのアルバートを抱いたカラマ王妃とカメハメハ3世です。

私はリリウオカラニ女王を思い出しました。
夫であるジョンドミニス氏と女王のお付きの女性との間に生まれた子供を育てた女王。

リリウオカラニ女王も、カラマ王妃も自身の子ではなく、夫が外で作った子供を育てた。
なんと強い女性なのか。
カラマ王妃は二人も我が子を亡くした後のことでもある。
我が子であっても成人するまでどんなに大変かは、人の親であるみなさんはよくご存知ですね。

そしてカメハメハ3世は5人も男の子に恵まれていながら後継ぎがなく(アルバートさんは後継者にはなれなかったようです)、甥のアレクサンダーリホリホがカメハメハ4世となりました。

ハワイ王国の悲劇のひとつにお世継ぎ問題があります。
カメハメハ大王の奥様は20人とも30人とも言われています。
でも結局王座を受け継ぐことができたのは孫の代まででした。

王座をめぐりどれだけの女性が涙を流し、苦しみ悲しんできたことか。

カラマ王妃。
あまりハワイの歴史でクローズアップされることのない王妃ですが、今日は彼女の強さを皆さんに知っていただきたいと思いました。

ハワイでも使えそう!!


私の好きなビール、ハートランド。


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