【歌から知るカメハメハ大王】
一度は口ずさんだこのとのある歌、
「南の島のカメハメハ」
♪南の島の大王はその名も偉大なカメハメハ
ロマンチックな王様で
風のすべてが彼の歌
星のすべてが彼の夢
今更ですが素敵な歌詞だと感心。
今日はこの歌から
カメハメハ大王の横顔をご紹介します。
【ロマンチックな王様、だったのか】
ロマンチック、、、ロマンス、、、
カメハメハ大王には20人とも30人ともいわれる妻がいました。
有名なのは
ケオプオラニ妃とカアフマヌ妃
ですね。
ケオプオラニ妃は
カメハメハ2世、3世の母で大王よりも高貴であったため聖なる妻と呼ばれています。
ハワイの王族にはランクがあって、血が濃い=神聖=ランクが高い、とされていました。
心優しく穏やかであまり権力欲のない方だったようです。
カアフマヌ妃は
カメハメハ大王との子供はいませんが、大王の寵愛を一身に受けた女性と言われています。
当時のハワイでは王族は結婚しても自由恋愛が認められていました。
他の妻の恋愛には目をつぶっていた大王も、カアフマヌだけは別で、彼女の若い恋人をダイヤモンドヘッドで殺害したという話もあります。
ある西洋からの訪問者の記録には太平洋一の美女との表現もある方です。
大王の死後、自らクヒナヌイ(摂政)となりハワイの政治や宗教に大きな影響を与えました。
写真左がケオプオラニ妃、右がカアフマヌ妃。
この2人、年齢はカアフマヌ妃がケオプオラニ妃よりも10歳年上なのですが、
どちらも13歳頃に大王の妻となっています。
幼い頃から手元に置いて、王妃として育てる。
どこかで聞いたような話。。。
源氏物語の紫の上を思い出すのは私だけでしょうか。
【子供の名前もカメハメハ】
♪南の島の大王は子供の名前もカメハメハ
学校嫌いの子供らで
風が吹いたら遅刻して
雨が降ったらお休みで
大王の子供たちが学校嫌いのだったのかどうか、学校に通っていたのかどうかわかりませんが(通ってないと思います)、カメハメハと名前の付く子供、孫はいます。
カメハメハ3世とカメハメハ4世の息子がそうです。
ハワイの王族はとても長いハワイアンネームを持っています。
とても覚えきれない長い名前。
カメハメハ大王の名前はこちらです。
Kalani Paiʻea Wohi o Kaleikini Kealiʻikui Kamehameha o ʻIolani i Kaiwikapu kaui Ka Liholiho Kūnuiākea
ね、長いでしょ。
写真はホノルルのダウタウンにあるモザイクタイルのアート。
カメハメハ4世の息子、アルバート王子があの世へ旅立つシーンが描かれています。
アルバート王子は4歳で夭逝。
このアートのある建物の名前が
レイオパパ ア カメハメハ。
アルバート王子の名前の一部です。
【風と星】
この曲のなかで何度も歌われる風と星。
ホクレア号を連想しませんか。
星座を読み風の力を借りて海を渡る。
カメハメハ大王の先祖はタヒチから渡ってきたピリ王朝。由緒正しい王家です。
風と星を頼りにハワイへやってきた王族の血を引く大王。
風に歌い、星に願いをかけた生涯だった思います。
この曲は「カメハメハ」ではなく「ハメハメハ」と歌われることもありますが、ここではカメハメハとして紹介させていただきました。
mari
44年前に流行っていた「南の島のハメハメハ大王」をすっかり忘れ、YouTubeで聴き直し、思わず歌詞をまで検索してしまいました(笑)あの頃はハワイをよく知らなかった…王族の歴史も全然知らなかった…南の島の事情も知りませんでした。リズム感が良く耳に残りやすかったこの歌、今ならハワイの景色や王族の歴史を思い浮かべてより一層楽しく聴けます。思い出させてくれてありがとう〜mariさん❣️楽しく読ませていただいておりますよ。
コメントありがとうございます。
この歌、44年も前の歌なのですね。私も意味も考えず口ずさんでいました。
のんきな王様の歌だと思っていましたがカメハメハ大王はのんきな方ではありませんでしたね。
勉強不足ではありますが勉強しながらこのブログも続けていきます。
また読んでくださいね