【虹の探し方】
レインボーステイトと呼ばれるハワイ。車のナンバープレートに虹がデザインされていることはよく知られていますね。
ハワイに行けばたいてい虹が見られます。
でも意外とハワイ滞在中に一度も虹を見なかった、という人が多いのです。短い滞在でスケジュールいっぱいで空を見上げて虹を探す時間なんかないよ!確かにそうかもしれません。
でもせっかくのハワイ、虹を探してみませんか。
偶然虹に出会うチャンスはあります。でも探してみる、虹を探そう!と意識するだけで何倍も虹を見られる確率が上がります。
虹の探し方をお話しましょう。
まず虹を探すときは必ず太陽の反対側、これが重要です。太陽に背を向けて、自分の影の方向を探す。
次はお天気です。ぴーかんのときは残念ながら虹は出ません。本降りの雨の時も同様。少し曇っている、山の方は雲がかかって雨が降っている。自分のいる場所は晴れているけどどこからか雨が降ってくる、という晴れてはいるけど微妙だなぁくらいがベストです。
時間帯も重要で、昼間より朝や夕方といった太陽の低い時が見つけやすい。虹は太陽の反対側。これは高さにも言えることなので、昼間の太陽の位置が高いときは虹は低い場所に出るため探しにくということなんです。
【ハワイの虹は王族の象徴】
この写真はトーマススクエアのカメハメハ3世の銅像にかかった虹。
ハワイでは虹は王族の象徴とも言われています。虹が出る方向に王族がいらっしゃると。
ハワイの王族と虹といえば、リリウオカラニ 女王のドレスのお話。
ハワイの虹は6色で 赤・橙・黄・緑・青・紫。日本は7色で青と紫の間に藍が入ります。
赤はカヒリから、橙はイリマの花から、橙はバナナから、緑はシダの葉から、青は深い海の色からメネフネが集めてきた色。
紫は、女王のドレスからお借りした色。
ハワイには女王はひとりだけ。紫色を大変好まれたリリウオカラニ 女王です。
【虹の名前を持つ花】
この美しい花の名前はレインボーシャワーツリー。ハワイで見た方もたくさんいらっしゃると思います。青空によく映えます。風が吹くとシャワーのように花が降ってくるところからこの名前が付けられています。5月頃から10月頃までが見頃です。
【神話でも語られる虹】
ハワイの神話にも虹の話がいくつもあります。虹の神話といえば、カハラオプナの話が一番有名でしょうか。ちょっと残酷なストーリーですがマノアが舞台の美しいプリンセスの話です。このアートはカイムキハイスクールのアート。神話を読むとこのアートがよく理解できます。
【屋内に現れる虹】
美しいステンドグラスが見られることで有名なセントアンドリュース大聖堂。午後になるとステンドグラスが教会内に映り虹のよう。よく晴れた午後、2時くらいがおすすめです。
【飛行機からダブルレインボー】
マウイ島からホノルルへの飛行機の中から見えたダブルレインボー。薄くなったり濃くなったり。美しすぎて幻想的で、言葉がない。
これはマウイの神様がまたおいで、すぐにおいでとメッセージを送ってくれている!とはしゃいでいた私。ハワイの虹には祝福の意味もありますからね。そう思わせておいてくださいね。
【絶対に虹が見れる場所】
ハワイで虹を探してみたけれど見つからなかったよー、、というときはここ。
ヒルトンハワイアンビレッジのレインボータワー。
ここなら絶対虹が見られます。1万枚を越えるタイルで描かれた虹。出来た当時は世界一大きなアートだったそうです。このレインボーは4㎞くらい離れたところから見たときに一番綺麗に見えるよう設計されているそうです。4㎞離れるには沖へ出ないと。クルーズでワイキキ沖へ出たときにはぜひこのレインボーのことも思い出してみてください。
ハワイの虹、本当に本当に綺麗です。心洗われます。ハワイの虹を見に、ハワイへぜひお出かけください。
mari